晴  読  雨  読  2005
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2005.12.26-062 怠けのすすめ(篭山京、人間選書)

掲示板にこの本を薦める書き込みがあったので購入。あとがきに、「スイス人のような強い個人が単位となった時(家族ではなくて)にはじめて連帯が生まれるのであって、連帯と集団とはちがうのだという仮説と、本来の意味でのコミュニティは割り切った合理主義が底にあってはじめて形成されるのであって、日本で今日でもみられる血縁親族を軸にした人間関係からは、浪花節的な親分子分とか、家族的労務管理は生まれても、真のコミュニティは成立しないという仮説は、単なる旅行記からはみだした私の新しい考え方を示している。」とある。

2005.12.23-061 変身(東野圭吾、講談社文庫)

これも怖い話です。事故のため世界初の脳移植手術が行われたが、そのため自己が他者に変貌していく。

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2005.12.16-060 奇跡の人(真保裕一、新潮文庫)

記憶を失った青年が「自分探し」の旅に出るミステリー。重くてつらいテーマをハラハラ・ドキドキしながら読む。力作。

2005.12.05-059 むかし僕が死んだ家(東野圭吾、講談社文庫)

ミステリアスで知的で重い1册です。

2005.11.30-058 私が彼を殺した(東野圭吾、講談社文庫)

犯人探しが好きな推理小説ファンにはお薦めです。

2005.11.20-057 ゲームの名は誘拐(東野圭吾、光文社文庫)

緻密で愉快、ゲーム感覚で楽しめるミステリーです。

2005.11.19-056 池波正太郎の銀座日記[全](池波正太郎、新潮文庫)

映画と食事と仕事の話を気ままに。「死ぬために食うのだから、念を入れなくてはならないのである。なるべく、うまく死にたい…からこそ、日々、口に入れるものへ念をかけるのである」。池波さんは、粋で頑固でインテリな江戸っ子です。

2005.11.17-055 談合しました(加藤正夫、彩図社)

生々しい話の連続です。「談合という盤外戦を続けていれば、技術は衰え、社内の志気も下がる一方である。現場の従業員にしても、仕事が取れているのは自らの働きいかんではなく、あくまでも談合の成否だと知れば、やる気もそがれるというものである」。でも、談合はなくなるのだろうか。

2005.11.16-054 てのひらの闇(藤原伊織、文春文庫)

軟派と硬派の部分を合わせ持つ主人公が魅力的。

2005.11.15-053 だから、改革は成功する(上山信一、ランダムハウス講談社)

「明るい改革」は軽やかに成功し、スピードも速い。一方「喰らい改革」「怖い改革」は必要以上に難航する、と改革のプロは言う。スポーツのように、ゲームのように、楽しく改革していくことが大切。

2005.11.11-052 キスペリエンツ7 団塊の7人(堺屋太一、日本経済新聞社)

潰れかかっている商店街を再興させるため、知識と経験に溢れる団塊の世代7人が活躍する。「七人の侍」のように、団塊の世代7人が大企業や大資本に立ち向かう。「歩いて暮らせる街造り」を目指して。力作です。

2005.11.08-051 学童保育(下浦忠治、岩波ブックレット)

学童保育への需要が広がるなか、タテ割り行政の弊害などさまざまな問題が山積している。

2005.11.06-050 奪取(下)(真保裕一、講談社文庫)

ハラハラ、ドキドキの連続で圧倒されました。偽札作りにロマンを感じ続ける主人公に感情移入していきます。最後に大どんでん返しが用意された、骨太の娯楽作品です。

2005.11.01-049 奪取(上)(真保裕一、講談社文庫)

テンポのはやい映画を見るようです。やはり犯罪者が主役の小説は、痛快で面白い。一気に読み終えてしまう、一級のエンターテインメントです。

2005.10.24-048 自治体再構築の市民戦略(松下圭一、公人の友社)

転換期に立っている自治体は、従来の延長線上では考えられないラジカルな自治体改革が不可欠。

2005.10.24-047 首長の使命(池田薫、情報センター出版局)

池田市長の倉田薫さんから、この本を課題図書としていただきました。「首長はパフォーマーであれ」と言う、倉田さんには自信と自負がある。「使命」という言葉に重さとやりがいを感じます。

2005.10.17-046 教育委員会廃止論 (穂坂邦夫、弘文堂)

多くの問題を抱える「義務教育」「教育委員会制度」に、大胆に鋭くメスを入れている。まさに“穂坂流”。

2005.10.10-045 アリゾナ無宿(逢坂剛、新潮文庫)

軽さがとても素敵な西部劇アクションです。逢坂剛さんの筆力を感じます。シリーズ化されるとうれしいのですが。

2005.10.09-044 夜の河を渡れ(梁石日、新潮文庫)

パワーフルな小説です。梁石日さんの作品にはボクシングの試合を見るような緊張感と重さがあります。

2005.10.08-043 ワシントン封印工作(佐々木譲、新潮文庫)

日米開戦を前に諜報戦が展開される。官僚の体質は昔も今も同じ。ノンフィクションの醍醐味とフィクションの創造性が同時に楽しめる。壮大で緻密なエンターテインメントです。

2005.09.29-042 鳥人計画(東野圭吾、角川文庫)

緻密なミステリーです。心理描写がすごい。

2005.09.27-041 持続可能な地域社会のデザイン(植田和弘、公人の友社)

「持続可能」は重くは言葉です。「創造的都市」という言葉を、この本で知りました。サスティナブル・シティとは、自分たちが学習しながら自分たちの持っている力量を高め、創造的な都市づくりをすすめていく都市だそうです。

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2005.09.24-040 蛮賊ども(船戸与一、角川文庫)

大スぺクタル映画を観ているようです。スケールも壮大で、展開もはやい。魅力的な悪役が登場する小説はおもしろい。

2005.09.23-039 顔(横山秀夫、徳間文庫)

23歳の婦人警官・平野瑞穂が主人公の連作で、緻密で内省的なミステリー。横山秀夫もいいです。秋の夜長におすすめの1册。

2005.09.20-038 拷問遊園地(大沢在昌、講談社文庫)

アルバイト探偵である隆にもかなりのプロの試練。

2005.09.17-037 女王陛下のアルバイト探偵(大沢在昌、講談社文庫)

アルバイト探偵・隆と私立探偵・涼介の親子が海外で大活躍。荒唐無稽さが倍加され痛快。

2005.09.15-036 不思議の国のアルバイト探偵(大沢在昌、講談社文庫)

アルバイト探偵のシリーズにはまっています。

2005.09.10-035 調毒師を捜せ(大沢在昌、講談社文庫)

アルバイト探偵シリーズの2册目。テンポのいいテレビ・ドラマを見ているよう。

2005.09.08-034 アルバイト探偵(大沢在昌、講談社文庫)

楽しい連作です。親父と息子の関係と二人を取巻く魅力的な存在が楽しい。

2005.09.05-033 動機(横山秀夫、文春文庫)

お初の作家です。ハードでシャープな短編が4編。いずれも読みごたえのある作品です。

2005.08.26-032 へこたれへん。(辻元清美、角川書店)

淡々と切々と自己の行動を振り返っています。自分の生きてきた過去を振り返ることが必要なときが、人生には何度かあります。この本は本人からお借りして読みました。

2005.08.25-031 忍者月影抄(山田風太郎、河出文庫)

山田風太郎氏の作品は、蒸し暑く寝苦しい夏の夜にはふさわしい。相変わらずの奇想天外です。

2005.08.24-030 県庁がなくなる日(金子仁洋、マネジメント社)

残念ながら期待はずれでした。著者自身が官僚出身であるせいか、官僚賛美が鼻につきます。

2005.08.17-029 政治と情念(立花隆、文春文庫)

戦後の日本の政治と政治家を知るための良書。8月8日の衆議院が解散されたが、まさしく「政治は情念」である。国政の場においても、地方政治の場においても。政治が情念で動かされたとしても、行政は情念で動かされてはいけません。

2005.08.07-028 漂泊の街角(大沢在昌、角川文庫)

毎日暑い日が続きます。暑気払いにはふさわしい。

2005.08.04-027 Z(梁白日、幻冬舎文庫)

日本を舞台に、韓国の裏面史が展開される。戦慄の暗闘が。

2005.07.31-026 感傷の街角(大沢在昌、角川文庫)

魅力的な人物が登場。夏向きの1册。

2005.07.28-025 市町村崩壊(穂坂邦夫、スパイス)

今年の6月に志木市長を退任した穂坂さんの危機感あふれる刺激的な1册。

2005.07.22-024 知事の仕事(樺嶋秀吉、朝日選書)

改革派知事と議会の確執は、どこでも同じです。

2005.07.14-023 地域通貨を知ろう(西部忠、岩波ブックレット)

地域通貨の今後の展開を見守りつつ期待したい。

2005.07.09-022 改革の技術(田中成之、岩波書店)

鳥取県知事の片山善博さんは、やはり発言し行動する知事の第一人者です。片山さんの考え方や手法は勉強になる。

2005.06.25-021 灰夜 新宿鮫7(大沢在昌、光文社文庫)

ハードボイルドの世界がとても近しく感じられる今日この頃です。

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2005.06.20-020 日本型NPMの論理と実態(大阪自治体問題研究所/編、自治体研究社)

ニューパブリックマネジメントや指定管理者制度の問題点や課題についての論文集。

2005.06.14-019 地域通貨と地方自治(西部忠、地方自治土曜講座ブックレット)

お金であってお金でない」のが、地域通貨です。そこに可能性と課題がある。

2005.06.14-018 自治基本条例の理論と方法(神原勝、公人の友社)

自治基本条例を学ぶには、とてもいい1册。

2005.06.13-017 読むクスリ37(上前淳一郎、文春文庫)

サブタイトルは、「節約が明るい時代」。ついに、シリーズ最終巻です。ネコにもトラウマがあるそうで、阪神淡路大震災を体験したネコにも大震災の恐怖が残っているそうです。

2005.06.09-016 自治基本条例はなぜ必要か(辻山幸宣、公人の友社)

自治基本条例についての入門書。協働型自治社会には自治基本条例が必要。

2005.06.08-015 入札激震(日経コンストラクション/編、日経BP社)

建設業界向けに書かれたもので、ついていけない部分もある。公共工事については、やはり発注側の技術力が大きなテーマか。

2005.06.06-014 まりえの客(逢坂剛、講談社文庫)

サスペンス・ミステリーの短編が6編。男女の機微が興味深い。

2005.06.01-013 黄金の島(下)(真保裕一、講談社文庫)

スケールは大きいのだが、少し期待はずれでした。日本とベトナムでの物語の進行に違和感を感じる。

2005.05.28-012 黄金の島(上)(真保裕一、講談社文庫)

アジアの飢餓感に親しみとなつかしさを感じる。

2005.05.19-011 横浜市 改革エンジン フル稼動(南学・上山信一、東洋経済新報社)

やはり首長も政治家でなければならないし、そのためには情報の吸収と勉強が必要である。そして、政治家でなければ改革はできない。ブレーンの必要性を感じる。

2005.05.12-010 横浜改革 中田市長1000日の闘い(<横浜改革>特別取材班/相川俊英、ブックマン社)

踏み込みの浅さが気に入らない。書き手の問題なのか対象者の問題なのかは、分かりませんが。テレビ番組の台本のような薄さを感じます。

2005.05.08-009 密告(真保裕一、講談社文庫)

すっきりしたいと思って読んだのですが、まわりくどくてウジウジしていて、読後感がよくないので残念。久しぶりの読書なのに。

2005.02.16-008 ローカル・マニフェストによる地方のガバナンス改革(UFJ総合研究所国土・地域政策部/編著、ぎょうせい)

ローカル・マニフェストにより行政と住民、行政と議会の議論がより具体的に活発になってくる。そして、そのことから協働がはじまる。地方自治体のあり方や首長のあり方などについて触発されるとともに自分自身の力不足を感じる。

2005.02.01-007 連鎖(真保裕一、講談社文庫)

緻密で意外性にあふれた作品です。食品汚染の問題をベースに、人間の恨みが複雑に連鎖していく。ラストでタイトル名の持つ意味を深く知る。

2005.01.27-006 クリヴィツキー症候群(逢坂剛、新潮文庫)

スペイン現代史の詳しい記述についていけないところもあるが、テンポが良く小気味がいい。

2005.01.22-005 ストロボ(真保裕一、新潮文庫)

一瞬をきりとっていく写真とその瞬間を否応無しに積み重ねて行くカメラマン。クリエイターの厳しさと重みを実感。

2005.01.17-004 コミュニケーション力(齋藤孝、岩波新書)

あとがきに、「エネルギーにあふれた反応のいい身体と、文脈力のある知性。この二つの柱があれば、コミュニケーション力は万全だ。」とある。肩透かしの1册。時代のはやさ、結果をすぐほしがることが、コミュニケーション力の低下を招いているのか。

2005.01.07-003 インターネット安全活用術(石田晴久、岩波新書)

どのような人を対象にしているのかが、分かりにくい本。その分、読みにくい。

2005.01.05-002 雪明かり(藤沢周平、講談社文庫)

短編が8編。藤沢周平氏は、構成が巧みで結末で鮮やかで哀しい。しみじみとした気分になります。

2005.01.02-001 団塊の世代(堺屋太一、文春文庫)

生産者として消費者として日本の経済をささえてきた団塊の世代は、まもなく定年退職する。この本の発行は1980年。25年前にすでに今日の状況を予測できていたのに、無為無策で現在に至っている。哀しさや悔しさとともに、日本民族は秋を迎える。

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