活動報告  2002
'98 '99 '00 '01 '02 '03 '04
市民参画条例シンポジウム(2002.11.10・兵庫県立のじぎく会館3F大ホール)

市民参画とまちづくり〜先進都市の経験に学ぶ〜というサブタイトルのこのシンポジウムの主催者は、市民版参画条例研究会で、兵庫県内や県外、一般の人以外に自治体関係や自治体議員など約140人が参加。富野暉一郎氏(龍谷大学教授・元逗子市長)、逢坂誠二氏(北海道ニセコ町長)、森貞述氏(愛知県高浜市長)の報告に続き、塩崎賢明氏(神戸大学教授)をコーディネーターに3氏とともにパネルディスカッションと質疑応答が行われた。
逢坂誠二町長の達者な喋りと森貞述高浜市長の朴訥とした喋りが対照的であったが、二人から自信と情熱を感じた。
以下は当日のレジメから。

地方分権と市民社会
 〜地方自治のニューパラダイム〜   龍谷大学法学部 
富野暉一郎(地方自治論)

1.地方分権とは何か
 *地方分権が目指すもの
2.市民自治と分権型社会

 *直接民主主義と公共分離が分権型社会のキーワード
 *すべての基盤は情報の共有から


まちづくり基本条例の制定とその後   北海道ニセコ町長 逢坂誠二

1.攻めの行政へ転換
・「居眠り自治体」からの脱却(1994年〜)
・「住むことが誇りに思えるまちづくり」を中心に「できることからやってみる」

情報共有 税金の使途明確化⇒ 『もっと知りたいことしの仕事』
タイムリーな情報提供⇒ 「そよかぜ通信」
制度づくり⇒ 「情報公開条例」「個人情報保護条例」
住民参加 議論の場⇒ 「まちづくり町民講座」「まちづくり懇談会」「まちづくりトーク」
「住民検討会議(タウンミーティング)」「こんにちは町長室」
参加の機会確保⇒ 審議会委員公募、各種検討会議公募

・役場職員の質の向上
職員研修+自主研修→「井の中の蛙」からの脱却
庁内職員検討会議(いっしょにやるべ)、各種プロジェクトチーム

2.火付け役の行政と町民の自主活動
行政が事務局
・ニセコ駅前地区開発計画→地域住民を中心とした温泉施設計画
・道の駅建設計画と活用 →地域住民を中心とした外観デザイン、活用方法の検討
・環境基本計画づくり  →「環境を考える会」を主体とした実践活動と計画づくり
・総合計画づくり    →さまざまな町民議論の場
町民が主体
・清流「尻別川」の保全活動→「尻別川の将来構想(尻別川宣言)」発表→NPOへ
・メインストリート(商店街)の街路整備事業→「ニセコ花フェスタ」へ

3.「まちづくり基本条例」(自治基本条例)制定へ
さまぎまな場での検討
・町民の問題意識共有、議論〜町民講座、まちづくり懇談会、シンポジウム…
「さまぎまな取組みや制度は今後どうなるの?」「町長が交代したら?」「行政依存から脱却するためには?」
・広報公聴検討会議(町民、議員、専門家、役場職員)での検討
情報共有や住民参加の仕組みをいかに残し発展させるか
・町外との連携
札幌地方自治法研究会→道内自治体職員によるニセコ町規模の条例試案づくり→公表
・役場有志職員による勉強会→条例策定プロジェクトヘ
公募町民2〜3名+役場職員6名+町長=集中的に議論
・4回に渡る議会の勉強会(議員協議会)

4.「まちづくり基本条例」の理念と実践
1)大切な理念
・これまでのさまざまな取組みを法令(条例)で裏打ち
・育てる条例
・町民「憲法」としての意思表示
・「まちづくり」にかかわる町民の権利保護
情報提供を受ける権利
情報を自ら取得する権利
機会均等(≠結果平等)の参加の権利
参加において差別されない権利
子供たちの参加の権利→子どもの権利条約(1994年日本政府批准)第12条(意見表明意権)
町民投票の実施を担保→制度としての町民の参加権
・町民自身の責務
総合的視点に立った言動
コミュニティを守り育てる
・行政の責務
町民権利保護
町の仕事についての説明責任
町民参加の場の確保
「まちづくりの専門スタッフ」としての役場職員の自覚と行動
2)基本条例の実践と課題
ア.情報共有について
・第4条(説明責任)及び第6条(意思決定の明確化)
総合計画策定、環境基本計画策定における情報交換、透明性確保
→町民懇談会、公募の策定委員会、町民講座、ホームページ、広報誌(計画案から情報発信&パブリックコメント)
・第7条(情報共有のための制度)
従来制度を継続運用
→『もっと知りたいことしの仕事』(予算説明書〉、広報誌、そよかぜ通信、原則公開の会議、ニセコ町情報公開条例、個人情報保護条例(住基ネット問題へも対処)、まちづくり町民講座…
・第8条(情報の収集及び管理)
「ファイリングシステム(文書管理システム)」導入
→単なる整理整頓ではない。職員による30秒検索、文書目録の電子公開
「町民学習交流センター“あそぶっく”」(建設中)→情報共有の拠点整備
イ.住民参加について
・第11条(満20歳末満の町民のまちづくりに参加する権利)
行政サイドとして可能なことから実施。お膳立てなし
→中学校改修ワークショップ(小中学生が参加)
→こども議会(小中学生の「議員」による質疑。議会形式)
→1日町長(ニセコ高校生2名)
→まちづくり委員会(要綱を設け制度化)
   「まちづくり委員会」   (18歳以上の町民を対象:公募5名)
   「中学生まちづくり委員会」(中学生全学年対象:公募10名)
   「小学生まちづくり委員会」(小学生4年生以上対象:公募10名)
 ★脱行政形式、学校や父母との連携などが今後の課題
・第21条(審議会等への参加)
従来のスタンスを継続し公募を基本
→環境審議会では女性委員長も
 ★応募が少ないことが課題
・第25条2項(計画過程等への参加)及び第27条(計画策定の手続)
制度として明確な運用ができていない
  ★手順を制度化していくことが課題
ウ.コミュニティについて
・第16条(町とコミュニティのかかわり)
コミュニティ支援のあり方(補助金行政)の見直し開始
→補助金等検討委員会(条例に基づく公募の委員会)による補助金の検証
 16年度までを見直し期間として個別に洗い直し
「まちづくりサボート制度」
→コミュニティ活動に対する上限20万円の財政支援
エ.行政の責務について
・第19条2項(町職員の役割)
組織としての高度化、効率化へ
→業務分担表の係別作成、職務目標管理制度(課単位)の運営開始
→社会人経験者の採用
  ★実務増よる残業体質の改善が課題
職員個人の能力向上への取組み
→職員意向調査の継続実施、職員研修制度の継続運営
  ★能力評価の導入が課題
オ.苦情・要望等への対応について
・第22条3項(対応記録の作成)
庁内LAN上での対応情報共有の仕組みづくり
→町民の権利保護についてどの程度の説明を行ったかどうかを含めた情報管理へ
・第23条(意見・要望・苦情等への対応のための機関)
札幌弁護士会との連携
→自治体の広範な法務対応能力の充実について検討中
ADR(法廷外紛争解決機関)としての第三者機関の設置を検討
  ★地域住民の権利保護のための大きな課題
カ.財政について
・第29条(予算編成)
予算に関する説明書の内容充実
→『もっと知りたいことしの仕事』の充実と活用、補正予算は広報誌で説明
・第29条2項(予算編成過程の透明性確保)
  ★まちづくり懇談会や広報誌の他に透明性を確保する機会がないことが課題
・第31条(決算情報の公開)及び第33条(財政状況の公表)
  ★一部ホームページで公開開始。ほとんどがこれからの課題
→バランスシート、行政コスト計算書の活用
→決算ディスクロージャー
→国による「決算状況調査」のデータ活用を検討
キ.評価
・第34条(評価の実施)
何を評価し、結果をどう生かすのか
→1)町の仕事の評価 2)町職員の職務評価 3)外部による評価
  ★町民主体の評価結果を予算等に反映させることが課題
補助金等検討委員会
→補助金の必要性をランク付け
ク.連携について
・第38条(町外の人々との連携)
民間研修、公務員研修、学会、さまざまな勉強会、地域づくりインターン事業
・第39条(近隣自治体との連携)
合併問題→近隣3町での研究会
・第41条(国際交流及び連携)
国際協力事業団(JICA)研修
ケ.条例制定等の手続きについて
・第42条(条例制定等の手続き)
議会へ提案されるすべての条例について、本条該当有無を付記。該当する場合は、町民参加の有無を記載。町民参加を求めた場合は、参加の日時、内容、結果を記載。

ニセコ町補助金等検付委員会条例の議会提案理由抜粋(14年3月)
提案理由
町民及び関係団体、識見者より広く意見を聞き、ニセコ町における各種補助金等について、適正かつ効果的な交付を図るため、ニセコ町補助金等検討委員会を設置する。
ニセコ町まちづくり基本条例第42条(条例制定等の手続)による町民参加等
平成12年6月及び平成13年9月定例議会において、各補助金等の見直しに関する一般質問を受け、審議会等を設置する旨答弁。
平成13年12月、委員8名(公募2名)による申し合わせの補助金等検討委員会を設置、委員協議により町の諮問機関として条例化することを決定。

町税条例の一部を改正する条例の議会提案理由抜粋(14年3月)
提案理由
関係法律等の改正に伴い、条文中の文言の改正を行う必要があるので、この条例案を提出する。 ニセコ町まちづくり基本条例第42条(条例制定等の手続)による町民参加等
ニセコ町まちづくり基本条例第42条第1号により、町民の参加等は求めていない。

5 今後に向けて
!条例に安住しない
→基本条例を「アクセサリー条例」にしない
→基本条例を運用し発展させる取組みの中から、自分たちの自治を模索し続ける
→自治の仕組みを地方から提案する
!自治体職員が「まちづ<り専門スタッフ」として行動する
→住民と行政が協力していくためには職員の力が不可欠
→いい取組みは発展的に継続させる(参加する、力を貸す、知恵を出す)
→新しい仕組みを提案する(ケチをつけるだけの人がいちばん楽)
→沈黙に価値なし
→がんばる人に光を当てる


分権型社会の進展と住民自治の実現に向けて
  一高浜市の常設型住民投票条例一   愛知県高浜市長 森貞述

1.制定の背景
ア.分権型社会の加速によって新たな行政課題が発生
・解決のための方策→住民自らが意思決定することで住民自治を実現
イ..二元的代表制による間接民主制(議会制民主主義)の限界
・神戸空港建設問題→「首長及び議会」と「住民」の間における音思の乖離
・住民投票制度→二元的代表制による間接民主制を補完・補強する
ウ. 常設型とした理由
・時代の変化への対応
・スピーディーな意思決定

2.住民参加に関するこれまでの取組み
ア.市民とのキャッチボール   市民と行政のまちづくり懇談会
イ.パブリックコメントの導入  介護保険事業計画づくり、生学習基本構想、第5次総合計画づくり
ウ.附属機関等の委員の公募   都市計画審議会、介護保険審議会、障害者計画審議会
エ.市民委員会による地域福祉計画の策定   168(ひろば)委員会
オ.第三者評価制度の導入    介護サービス、保育園・幼稚園

3. 条例制定後の住民意識の変化(住民参加の促進)
ア.まちづくり懇談会への参加
イ.若者の社会参加(投票資格者の年齢要件の引下げによる変化)

3.市町村合併問題と住民投票
最後は、市民自らが意思決定
→市民、議会、市長の間でセーフティネットの役割                    


田中康夫長野県知事のメッセージ
一人ひとりの市民が人として尽くし、人として遇される社会の実現を目指して、全国から数多くの皆さんが御参集の下、 市民参画条例に関するシンポジウムが開催される事を、嬉しく思います。
私は、県民の為の奉仕者として、9月上旬から再び長野県知事を務めております田中康夫です。
思えば、私が神戸の市民と共に、世紀の愚行とも評するべき海上”市営”空港建設の是非を問う住民投票条例の制定を求めるムーブメントに参加したのは、今から4年前の'98年です。
35万人近い市民が署名をしたにも拘らず、当時の市長と市議会は(残念ながら市長が入れ替わった今現在も)その意志表示を全否定しました。
常に市民の為の奉仕者として、市民の願いを実現するべく、市民と共に歩まんと心掛ける私の原点は、このムーブメントに在ります。
情報公開、説明責任、住民参加の3原則は、まさしく民主主義の大原則であり、本来は、改めて述べる必要も無き事柄、即ち、良い意味で「死語」とならねばならないのです。
当たり前の事が当たり前に語られ、当たり前に行われる社会の実現を目指して、今日の会合が実り多き時間となる事を、例年よりも冬の訪れが随分と早い長野の地よりお祈りしております。

総務文教委員会視察研修(2002.11.06/07・大分県日田市/福岡県筑後市)

日田市は大分県の西北部、北部九州のほぼ中央に位置し、市の中心部を流れる筑後川の上流である三隈川を始め、花月川、大山川、玖珠川などの河川が合流する地点にひらけた「水郷(すいきょう)」のまちです。四方を1,000m級の山に囲まれた盆地で、「耶馬・日田・英彦山」の名称で昭和25年日本で最初の国定公園に指定されました。総面積は269.21平方kmで大分県で2番目に広い市です。また、総面積の75%を山林原野が占めています。平成13年10月1日現在の人口は62,887人。

[研修視察資料より]
日田市役所における環境マネジメントシステム

lSO14001のこれまでの取組み

はじめに
環境保全への取組みが人類共通の重要な課題となっている今、行政に携わるものとして環境活動を積極的に進め、持続的な発展が可能な資源循環型社会の実現に貢献することが求められています。
本年度は、日田市環境基本計画において目標とする環境像「人と地球にやさしい環境共生都市〜水と緑あふれる安らぎのまち ひた〜」の実現をめざし、環境全般に関する課題に取組んでいます。以下に審査登録(認証取得)以降のこれまでの取組みの成果と今後の展開について報告いたします。

1.シネテムの有効性

●職員の意識改革
ISOの認証を契機に、臨時、嘱託を含めた全職員の環境に対する意識が変化し、環境に配慮した事業が各職場において展開されることとなりました。
●環境負荷の低減
市役所が及ぼす環境負荷が低減しています。ISOは本来、その組織が持つ直接環境負荷を低減させる仕組みであり、市役所の直接的な環境負荷は、民間企業に比べ比較的少ないが、市民への啓発や子どもへの環境教育など、間接的な影響力は大きいため、本市では間接影響に関する目標が数多く設定されていることが特徴的と言えます。
●経費の節減
ISOはそもそも環境負荷の低減が目的で、経費節減は結果的に表れてくるものであり、取組みによりむしろコストがかかることが多いが、電気・A重油・ガソリン・コピー用紙など、「ムダ遣いをなくす」部分の経費が、これまで3年間で約1,700万円近くの削減効果として確認されました。
●行政改革に寄与
各種の事業を環境マネジメントのPDCAサイクルにのせて実施することにより、各種計画や施策の確実な遂行を図るものであり、まさに行政改革に繋がるものと考えられます。
●PR効果
審査登録(認証)以降、視察、問合せ等が殺到しており、また、「優秀環境自治賞」や「アメニティあふれる優良地方公共団体表彰」の受賞、あるいは、三和酒類の進出など「環境」面でのイメージアップの効果が表れています。
●市民への広がり
各職場における目的・目標の1/3以上が環境教育・啓発の取組みであるため、各種の教室・講座の開催を通して、着実に環境保全意識の定着が図られています。
特に学校版環境ISO制度の展開は、この意識の連鎖を家庭や地域に広く浸透させるものであると推測されます。
また、市内の地場企業(製造・医療・畜産等)においてもISO認証に向けた取組みが行われつつあり、市としても認証取得に向けた人的・情報支援を行っています。
そして、家庭・事業所・行政の各々の環境マネジメントを組み合ゎせることで環境保全への対策を全市的に推進することが可能になります。

2.システムの定着状況

本市における3年間の環境マネジメントシステムの定着状況を検証するにあたっては、環境マネジメントシステムの活動の成果である全体のパフォーマンスの推移により、着実に効果をあげていることが確認されました。

環境目標の推移
  目標数 エネ・省資源(経費節減) 施策・事業(業務関係) 教育・啓発 その他
平成10年度
13
4
6
0
3
平成11年度
85
24
20
28
13
平成12年度
72
8
24
30
10
平成13年度
82
11
27
33
11

平成10年度は、認証取得に向けた取組みのなかで、「まずやれるところから」という考えのもとに環境管理事務局が13の目標(主に省エネ・省資源に関するもの)を設定してきました。
平成11・12年度は、各職場による目標の設定という本来あるべき取組みの中から目標が設定されました。目標数の大幅な増加の特徴的なものは、保育所・公民館の各職場を主とした、「子供たちへの環境教育・市民への環境啓発」に関する事業への取組みが増加」したことであり、また、これらの目標はいずれも定量化されないものとなっていますが、間接影響をも広く環境影響としてとりあげることとなっています。
平成13年度は、1課1目標をめざし、各職場において目標設定に向けた取組みを提起した結果、前年と比較して10項目の目標数の増加となっています。
設定された目標の内訳は、前年度と同様に「環境教育・啓発」が全体の3分の1以上を占めています。
特に、これまで目標をあげることのなかった事務職場(建築指導課・監査事務局)においても独自の取組みが行われており、このことからも着実に職員によるボトムアップが図られつつあることが確認されました。

本年度の主な目標
1)環境教育・啓発の推進
1.市民環境講座を開催する(受講生50名・全6回開講)
2.こども環境先進地視察を実施する
3.学校版lSO認定制度を拡充する(市内小中学校26枚の内・認定済み2小学校)
4.公立5保育所での園児に対する環境教育を実践する
5.公民館等において環境教室を開催する
2)環境に配慮した事務・事業の推進
1.森林整備計画に基づく市有林の植林を実施する(本年度植林面積10ha)
2.公共下水道を普及する(目標普及率60.6%)
3.公園整備における緑化推進及び水辺空間を創出する(三隈川・大肥川の整備)
4.大明地区農業集落排水を整備する(計画供用開始年度、平成18年度)
5.合併処理浄化槽設置及び生ゴミ処理容器購入助成を促進する(助成目標件数 合併処理浄化槽61件、生ゴミ処理容器130件)
3)省エネ・省資源・リサイクルの推進、廃棄物の削減
1.コピー・電気・ガソリン・重油使用量を前年度実績以下にする(前年度使用量/コピー4,295,375枚、電気1,106,340kwh、ガソリン63,561リットル重油、65,990リットル)
2.本庁舎のごみ排出量を前年度から1%削滅する(前年度排出4,126袋)
3.公共工事における建設廃棄物の再生利用を実施する
4.公共工事においてマニフェストによる徹底管理により産業廃棄物の適正処理を実施する
5.北部中学校における太陽光発電エネルギーを自校にて利用する
6.環境配慮型商品(エコ商品)を積極的に利用する(現行38品目から45品目へ)

3.外部の反応(外部のコミュニケーション)

外部のコミュニケーションに関しては、既存のシステム(市民課3日以内窓口による苦情・相談対応)で環境に関しても確実に実施されることとなっています。
平成13年では1事例のみの対応実績となつており、大部分は通常の事務の中で、システム以外の方法により、所属部門(環境課等)にて数多く処理されています。
その他、外部に対しては広報による周知、ふれあい宅配講座等によるISO14001に関する情報発信を行っています。
また、環境マネジメントシステムに関する視察・講師派遣等についての実績は次のとおりとなっています。

平成10〜12年度
ISO14001視察状況
平成10〜12年度
ISO14001関連資料請求状況
視察組織
視察件数
割合
資料送付先
請求件数
割合
0
0%
5
2%
都道府県
2
1%
都道府県
9
3%
34
23%
132
47%
町村
12
8%
町村
41
15%
議会
61
41%
議会
16
6%
民間企業
14
10%
民間企業
41
15%
教育・研究機関
9
6%
教育・研究機関
14
5%
民間グループ
3
2%
民間グループ
12
4%
個人・その他
12
8%
個人・その他
10
4%
合計
147
100%
合計
280
100%
※他の自治体のISO認証取得に伴い、本市への視察・資料請求は減少していますが、最近はISOの認証に関連し、「学校版環境ISO認定制度」「ISOと環境基本計画の関連」に関する視察や問合せが多くなっています。

4.環境マネジメントシステム監査

内部環境監査に関しては、「内部環境監査中期計画」に基づき、サイト内の職場60カ所を対象に定期的に実施し、今年度は、33の職場と前回の監査評価点が60点未満であった2つの職場の、計35カ所に対して監査を実施しました。
また、内部環境監査実施体制については、平成10年度13名の監査員よりスタートし、毎年度監査員を2〜3名ずつ増員し、現在21名の監査員の任命リストから13名7班体制を確立しています。
内部環境監査においては、1)環境マネジメントシステムが構築され、lSO14001の要求事項に適合しているか、2)環境マネジメントシステムが適切に実施・維持され、かつ、機能しているか、3)環境保全活動が環境マネジメントプログラムどおりに実施されているか、4)前回の監査指摘事項が是正されているかについて重点をおき、審査を実施してきました。
環境管理レベルを向上させ、市長(経営層)が公約している継続的改善を確実にするためには、改善すべき環境影響とそれに関連する環境側面を見つけ、改善活動を実行することです。
このような意味からも、本市における内部環境監査は、これまでの監査の実施により改善すべきところを改善し、新たに管理すべき環境側面を見出すシステムとして実効性のあるものとして定着しています。

<内部環境監査不適合是正処置書の推移>
年度
平成10年度 平成11年度 平成12年度 平成13年度
処置数
9
5
3
2

なお、今年度の監査総評は次のとおりとなっています。

今年度の監査における具体的指摘事項については、監査実施職場に対して「内部環境監査結果報告書」を提出しています。
特に、評価点60点未満の2つ職場(福祉事務所・五和連絡事務所)については、「内部環境監査指摘事項是正処置書」により具体的改善計画を報告させるとともに、改善計画事項が適切に実施されているかを確認するため、今年度よりフォローアップ監査を実施し、フォローアップ監査の結果、いずれの職場も適正に処理されていることが認められました。
平均評価点が84点と前回(82点)より監査実績が向上し、全般的に各職場とも概ね良好に環境マネジメントシステムが運用・維持されていることが認められましたが、いずれの職場においても数の大小はあるものの、各監査項目において指摘事項が散見され、指摘事項の早急な改善を指示しています。
【主な指摘事項】
1)目的及び目標について
環境推進委員・実行委員以外の職員へのインタビューにより、職場独自の目標については、職場内での周知により、理解されているがことがわかりますが、本庁舎内職場の共通日標である「電気」「ガソリン」「事務用紙」の削減目標数値に対しては、周知されていない職場が多く見受けられた。
2)基本研修の実施について
各職場においては、「教育研修実施計画」により「基本研修」を年に一回以上(年度当初)実施するようになっていますが、まだ実施していない職場も多く、実施済みの職場についても、監査直前に慌てて実施している場合が数多く見受けられました。
また、委託業者等の教育が必要な団体への基本研修及び技能研修についても未実施の職場が多いことから、各種研修の早期実施が求められます。
3)文書管理について
文書管理については、次のような事例が多く見受けられましたので、適切な文書管理が求められます。
・「環境影響調査表」と「環境影響評価表」が一緒に綴られ、インデックスシールなどで仕切られていないために、バラバラの状態で保存されている。
・「運用手順書」や「監視・測定手順書」において、旧版がそのまま保存されている。また、現在使用されていない手順書が保存されている。
・一つのファイルに数種類の文書が一緒に綴られているが、背表紙に書類名を全部書き込んでいないために、どこに何の書類が保存されているかわからない。
・事務局からの通知文書(庶務関係)と研修記録・監視測定結果報告等の環境管理記録文書が混在して保存されている。
4)運用手順・監視測定手順について
「運用手順書」「監視測定手順書」については、認証取得時に作成されたものが多く、その内容が現状に即していない、あるいは詳細さに欠ける等の改善点があるにも関わらず、そのままになっている場合が多く見受けられますので、職場での手順書の見直し・再構築が必要となります。
その際、運用手順書には、各職場で取組まれる環境保全活動の達成にむけた事務手順(手続)の流れを詳細に記載することが必要となります。

5.環境マネジメントシステムの変更状況(定期見直し)

1)環境方針
環境マネジメントシステムの到達すべき方向性を示した環境方針については8月20日付けの第7次の見直しを行い、「日田市環境基本計画」の策定に伴う、目標とする都市像(=環境像)に係わる部分を変更しました。
2)環境側面
環境側面は、「環境影響評価要領」に基づき、定期的見直しを行い、第7次改定においては、有意な環境側面1件(「環境基本計画推進体制の確立」)を追加し、2件(「環境基本計画策定事業」「家庭用太陽光発電システム設置補助制度」)を削除し、著しい環境側面37件の登録となっています。追加したものについて、目的・目標の設定、プログラムヘの策定へと反映しています。
しかし、福祉事務所において現在取組まれている「児童館の建設」に関して環境影響調査が行われていないことが、内部監査により判明し、是正処置により環境影響調査・評価を実施しました。

「有意な環境側面」登録数の推移(平成10年〜平成13年)
改訂次 第1次 第2次 第3次 第4次 第5次 第6次 第7次
登録数
37
32
32
32
36
38
37

3)環境パフォーマンス等の監視・記録及び改善に関するシステム
環境パフォーマンス、目的・目標の達成度、プログラムの進捗状況及び遵法性評価等については、定められた周期にて監視・測定を行わせ、原則として3ケ月に1回「監視・測定結果記録報告書」により主管する実行部門の長から環境管理責任者へ報告され、記録として保管しています。
その結果、未達成については不適合是正処置による達成(改善)を行っています。

6.今後の環境マネジメントシステムの展開

1.環境基本計画とPDCAサイクルによる進行管理
本市においては、平成13年3月に「第4次総合計画」の環境関連の部門別基本計画であり、総合計画の実現を環境面から推進するための「日田市環境基本計画」を策定しました。また、この計画は、日田市の望ましい環境像を明らかにし、豊かな自然環境の保全、快適な住環境の創造及び地球環境の保全に配慮した各種施策の推進を図るための指針となるものです。
■主な取組みとPDCAサイクルによる進行管理
1)主な取組み
この計画において目標とする環境像を実況するため具体的な施策が必要となります。そこで、課題を整理し、取組むべき施策を選び、実践する具体的事業を定めました。
そして、誰が・いつまでに・何を目標に実行するのか、実現の目安をなるべく具体的に決めています。
多様な施策と事業は7本の柱にまとめています。
・環境魅力を活性化する (水郷の復興)(生気ある環境の形成)
・環境行動を活性化する (資源循環の育成)(地域ごとの環境特色づくり)(環境行動の育成)
・最低限の環境ルールを守る (公害の防止・生活環境)(地球環境の防衛)

2)PDCAによる進行管理と運営体制の確立
環境基本計画の総合的なマネジメントのためには計画の内容を縦続的に進行管理することが必要となります。
進行管理の手法としては、本市が既に審査登録(認証)しているISO14001環境マネジメントシステムのPDCAサイクルを導入しています。
このシステムの導入により、計画に定めた事業等の進捗を目標指標と照らし合わせ、毎年チェックを行い、必要があれば計画の是正を行うというものです。
また、環境基本計画の推進には市民・事業者・行政の協働が不可欠であるため、環境施策のための情報公開を行うとともに、進行管理には市民参加も取り入れ、そのための体制として、日田環境会議や日田エコロジーセンターなどを設立するようにしています。
■ マネジメントの確立と市民参加
目標とする環境像は、市民・事業者・行政の行動エネルギーが組み合わされて実現されます。
そのためには個々の行動エネルギーが活発になることが重要となります。
これまで述べてきたように、協働の体制と進行管理の仕組を両輪とし、環境像の実現に 向けて総合的にマネジメントすることを日田市環境基本計画の実現方法の基本的考え方としています。

PDCAサイクルによる進行管理(平成13年度以降)
   
環境基本計画
環境事業計画
環境行動指針
計画
PLAN
主体
環境推進会議・環境課
環境推進会議
日田環境会議・環境課
方法 日田環境会議や日田エコロジーセンター等の協力を得て、平成17年度は現計画の修正、22年度は再立案として策定(検討)する。 環境課が各課所の計画を集約、環境推進会議を決定する。平成17年度は現計画の修正、22年度は再立案として策定(検討)する。 日田エコロジーセンター等の協力を得て策定する。平成17年度は現計画の修正、22年度は再立案として策定(検討)する。
実行
DO
主体  
担当各課所
市民・事業者・行政
方法 環境事業計画と環境行動指針を推進する。 担当する課所が事業を実施する。 それぞれの指針に基づき実行する。環境課と日田エコロジーセンターは、推進を支援する。
監視・測定
CHECK
主体   担当各課所・環境課 日田環境会議・環境課
時期   毎年(年度末) 平成17.22年度
毎年(年度末)
方法 環境事業計画と環境行動指針の進行状況の監視・測定結果による。 担当各課所が計画の実施状況、測定結果を調査し、環境課に報告する。環境課はこれを集約し、環境推進会議が評価する。 市民・事業者の行動指針の実施状況は、5年に1回アンケート調査等を実施する。
行政(市役所)は、ISO14001のシステムにより、毎年実施する。
  監視・測定結果は日田環境会議に報告するとともに、広報等により市民に公表する。 結果は広報等により市民に公表。
見直し
ACTION
主体
環境推進会議・環境課
環境推進会議
日田環境会議・環境課
時期 平成17.22年度 毎年(年度末) 平成17.22年度
平成17.22年度 毎年(年度末)
方法 日田環境会議や日田エコロジーセンター等の協力を得て行う。平成17年度は現計画の修正、22年度は再立案を検討する。 毎年の監視・測定結果による実行内容の見直しは、その都度行う。 市民・事業者の行動指針は、調査結果を元に平成17年度は現指針の修正、22年度は環境基本計画の再立案の検討を含めて見直す。
平成17年度は現計画の修正、22年度は環境基本計画の再立案の検討を含めて見直す。 行政(市役所)は、ISO14001のシステムにより、毎年実施する。


2.日田市学校版環境ISO制度の拡充
日田市では、ISO14001の認証後、環境マネジメントシステムを運用する中で、環境面での効果のみならずPDCAサイクルによる継続的改善というその優れた面を実感することになりました。
また、豊かな自然に恵まれた日田の環境を奪っていくためには、市民・企業・市役所が一体となった積極的な取組みが欠かせない、ということからも平成12年には「日田市学校版環境ISO認定制度」を創設しました。
この制度への取組みにより、先生と児童(生徒)が一緒になって環境保全活動に取組んで、環境にいい学校作りをめざして行く、という環境教育の効果も有ります。
■制度の概要について
制度については、環境マネジメントシステムであるISO14001をべ一スに、その考えを引き継いだうえで、なるべく簡単に取組めるように要求項目などを簡略化した構成になっており、PDCAサイクルによる環境保全活動に取組んでもらうようになっています。
■規格の要求事項
学校版環境ISOの規格は、全体構成として「組織と役割」「環境調査」「実行計画」「行動」「監視・記録」「見直し」そして「その他」の7項目から構成されており、こどもたちにも分かりやすい内容となっています。
学校現場では、環境問題に対する取組みはこれまでにも行われてきていますが、学校版環境ISO制度への取組みにより、より効果的な取組みのものになるものと考えられます。
■日田市学枚版環境lSOの今後の取組みについて
学疲版環境ISOでは、環境影響は学校の中だけのことを対象にしていますが、取組みの内容やその考え方(例えば、ゴミの減量や水・電気の節約やリサイクルの実践など)は、学校内に限らず、家庭や地域でも共通するものであり、この取組みが家庭や地域に広がることによる効果は大きなものになると期待されます。
そして、学校での取組みを通じて、学校から児童(生徒)へ、児童(生徒)から家庭へ、 家庭から地域住民へと「環境保全の重要性の認識が連鎖」していくことにもなります。
今年度からはじめた制度であり、先の話になりますが、ISO14001と同様に継続的改善を目的としていることから、定期維持審査も実施しますが、その方法や制度自体の整備の検討を予定しています。
今後は、ISO14001とリンクさせながら、この制度へ取組みを積極的に呼びかけ、学校版環境ISOの拡充を図るとともに一層の環境教育(啓発)の充実をめざします。

経費節減の推移

電気使用料
 
平成9年度
平成10年度
平成11年度
平成12年度
平成13年度
平成9年度をベース
とした削減額累積
本庁舎
27,773,693
23,835,057
23,455,660
23,089,395
22,053,949
-18,660,711
老人福祉センター
1,734,627
1,773,485
1,432,443
1,591,515
1,446,602
-694,463
公立保育所
3,189,037
3,330,279
3,548,121
3,474,241
3,464,681
1,061,174
浄化センター
34,588,112
32,902,118
32,548,481
44,264,239
43,864,853
15,227,243
市民会館
4,538,274
4,471,111
4,432,845
4,569,350
3,994,017
-685,773
博物館
338,992
347,015
321,443
326,865
309,009
-51,636
合計
72,162,735
66,659,065
65,738,993
77,315,605
75,133,111
-3,804,166
対前年増減  
-5,503,670
-920,072
11,576,612
-2,182,494
 

A重油使用料
 
平成9年度
平成10年度
平成11年度
平成12年度
平成13年度
平成9年度をベース
とした削減額累積
本庁舎
4,166,200
2,741,600
3,037,600
3,233,100
3,096,000
-4,556,500
老人福祉センター
374,000
338,000
388,000
399,000
416,980
45,980
延寿寮
850,500
459,000
646,000
813,000
920,000
-564,000
浄化センター
582,000
291,200
346,000
400,000
378,000
-912,800
合計
5,972,700
3,829,800
4,417,600
4,845,100
4,810,980
-5,987,320
対前年増減  
-2,142,900
587,800
427,500
-34,120
 

ガソリン使用料
 
平成9年度
平成10年度
平成11年度
平成12年度
平成13年度
平成9年度をベース
とした削減額累積
サイト全体
8,096,124
6,867,750
6,493,750
7,020,174
7,327,864
-4,674,914
対前年増減  
-1,228,374
-373,956
526,380
307,690
 

コピー用紙使用料
 
平成9年度
平成10年度
平成11年度
平成12年度
平成13年度
平成9年度をベース
とした削減額累積
財政課管理分
2,578,052
1,991,186
1,891,440
1,917,063
2,272,018
-2,240,501
対前年増減  
-586,866
-99,746
25,623
354,955
 

経費節減総合計
 
平成9年度
平成10年度
平成11年度
平成12年度
平成13年度
平成9年度をベース
とした削減額累積
合計
88,809,611
79,347,801
78,541,827
91,097,942
89,543,973
-16,706,901
対前年増減  
-9,461,810
-805,974
12,556,115
-1,553,969
 

=人と地球にやさしい環境共生都市を目指して=
市役所の環境ISOの取組み

日田市は平成10年に、全国の自治体としては3番目に「環境マネジメントシステムISO14001(環境ISO)の認証を取得しました。その取組みを始めて3年が経過した昨年に11月に認証を更新し、さらに環境に配慮した地域づくりを目指しているところです。そこで、今号では、平成13年度の取組みとその結果及び平成14年度の取組みについて、概要をお知らせします。

ISOとは、「国際標準化機構」の英略のことで、商品やサービスに関する国際間の協力を促すために様々な分野での規格の標準化を行っています。身近なところでは、フィルムの感度や紙のサイズなどがあります。
ISO14001とは、環境に関する規格で、これに取り組むことにより、継続的な環境の保全・改善を図ろうとするものです。

平成13年度の取組みとその成果
平成13年度は、各職場が82の自主的な行動目標を定め、日田市の環境保全・改善に向けて積極的な取組みを進めてきました。特に目標の中でも多数を占める環境教育・啓発では、中学生を対象とした海外研修視察をはじめ、各地区公民館・公立保育所などで、地域住民の方や園児を対象に幅広い活動を行いました。
また、市民参加のもとに「ひた市民環境会議」が設立され、より良い環境を未来へ残していくために、市民・事業者・行政が一緒に活動していく仕組みもできました。

■達成した目標(78項目)の主なものは…
目    標
結    果
省エネ・省資源・
廃棄物の削減
庁舎電気使用量を前年度以下に維持する 平成12年度 1,106,340kw
平成13年度 1,087,512kw(前年度比/1.7%減)
庁舎A重油使用量を前年度以下に維持する 平成12年度 65,990リットル
平成13年度 63,500リットル(前年度比/3.8%減)
庁舎ゴミ排出量を前年度実績から1%削減する 平成12年度 4,126袋
平成13年度 4,064袋(前年度比/1.5%減)
廃棄物の適正処理とリサイクルの推進 公共工事により排出される産業廃棄物の処理の監視と再生資材の利用促進
環境教育・啓発の推進 ・各地区公民館活動、保育所での環境教育の実践
(地域住民対象の環境教室の開催、保育指導での環境芝居の実施など)
・環境課…市民環境講座、子ども環境先進地視察、ふれあい宅配講座の実施
環境に配慮した事務・事業の推進 ・森林整備計画に基づいた市有林の植林(13年度植林面積…10ha)
・公共下水道の普及(13年度普及率…60.2%)
・公園整備における緑化推進及び水辺空間の創出(三隈川、亀山公園の整備)

■達成できなかった目標は…
目  標
結  果
原  因
対  策
庁舎ガソリン使用量
の抑制
使用実績 65,991l
(前年度比/3.82%増)
公用車の使用頻度
の増加
近距離での公用自転車の活用、低公害車の活用、公用車の削減
生ゴミ処理容器の普及
(目標基数130基)
補助金交付基数 97基
(達成率=74.5%)
助成制度の啓発不足 広報、チラシ、自治会への説明会の開催等による助成制度の積極的周知
延寿寮における
A重油使用量の抑制
使用実績 16,700l
(前年度比/5.4%増)
気候変動によるもの
(冬期の使用量増加)
冷暖房の温度設定の徹底
(冷房…28℃、暖房…18℃)

平成14年度の主な取組み
今年は取組みを始めて3年が経過し、認証を更新したことから、各職場がより質の高い環境保全の取組みを目指すため、昨年度よりさらに多い100の自主的な目的・目標を設定しました。
これにより、日田市のより良い環境創出のため積極的な環境施策を実践していきます。

■主な環境保全のための取組み
環境保全項目
具体的な取組み
環境に配慮した
事務・事業の推進
通常事務における環境配慮 ・事務用紙、ガソリン、電気使用量の前年度実績の維持
・本庁舎から排出される廃棄物の削減
水質汚濁の防止 ・合併処理浄化槽の整備普及(補助金助成件数…61件)
・公共下水道の整備普及(本年度普及率…64.5%)
・大明地区農業集落排水の整備(平成18年度供用開始)
日田式循環型有機農業の推進
(環境改善と健康な食生活を目指した農業)
・堆肥利用による土づくりの推進
・農業者及び消費者への啓発活動の推進
ゴミ減量及びリサイクルの推進 ・商店街の環境保全活動、リサイクルの推進
・マイバッグ利用推進(利用率…8%)
・生ゴミ処理容器の普及(補助金助成件数…100件)
・発泡スチロールの分別収集と再資源化
環境教育・環境啓発の推進 ・中学生を対象にした海外研修の実施
・子ども環境先進地視察の実施
・市民環境講座の開講(募集定員50人)
・各地区公民館活動、保育所での環境教育の実践
(地域住民対象の環境教室の開催、保育指導での環境紙芝居の実施など)
廃棄物の削減
(適正処理・再資源化の推進)
・設計積算における環境配慮
・公共工事における廃棄物の適正処理

経費節減の効果

区分
平成9年度
(ISO未実施)
平成10年度 平成11年度 平成12年度 平成13年度 平成9年度をベース
とした削減額の累計
電気
72,163
66,659
65,739
77,316
75,133
△3,805
A重油
5,973
3,830
4,418
3,845
4,811
△5,988
ガソリン
8,096
6,868
6,494
7,020
7,328
△4,674
コピー用紙
2,578
1,991
1,891
1,917
2,272
△2,241
合計
88,810
79,348
78,542
91,098
89,544
△16,708

環境ISOの取組みの1つの効果として、省エネルギー・省資源に努めることにより、無駄な経費を節減することができました。環境ISOに取り組む以前の平成9年度と比較してみると、この4年間で1,600万円以上の経費を節減したことになります。  [広報ひた 平成14年10月1日No.804]より (2002.11.06)


福岡県筑後市は福岡県の南部に広がる筑後平野のほぼ中心にあり、市域は東西7.5km、南北8.2kmのほぼ平坦な台地で、面積は41.85平方kmです。平成14年3月31日現在の人口は47,382人です。

筑後市では今年度より企画課にアンテナ担当職員を配置した。全国の先進的なまちづくりなユニークなまちづくりの事例を収集するのが仕事で、集めた情報は市長に上げて、市政に反映していく。また、自治会ごとにまちづくり活動を展開する事業を進めているが、その参考となる情報は市民にも提供していく。
新市長の強いリーダーシップのもと、さまざまな施策が展開されている。アンテナ担当職員が収集した情報をもとに具体的に市政に反映されており、来年度には組織改革を行い、「まちづくり課」の新設が予定されている。
また、職員の意識改革を行うため、就業時間外の午後6時30分から7時30分までの時間に残業なしで一般職員とのフリートーキングを実施したり、出前市長室の実施、自ら総合窓口に立ったり、意欲的でエネルギッシュな市長でした。
市長に就任後、岩手県藤沢町を2回訪れ、佐藤町長から指導を受けたそうです。また、佐藤町長か「行政は公正でなければならないが、公平でなくてもよい」と言われたそうです。
視察研修には市長が出席され、さまざまな質問に自信を持って答えておられました。 (2002.11.07)

白浜町長・立谷誠一氏と面談(2002.10.08・白浜町役場)

合併問題は、選挙公約として「個人的には合併せずに単独でいきたいが、最終的には住民投票などで決める」と訴えて、今年5月19日の町長選で現職を破り、初当選した前町議の立谷誠一氏(タチタニ セイイチ・52)=無所属=を、友人の高石市議とともに訪問。

白浜町歳入歳出決算
歳入 歳出 平成12年度財政力指数
0.657
平成12年度経常収支比率
84.8%
平成12年度公債費比率
15.0%
平成12年度末地方債現在高
67億1,409千円
地方税
3,098,415
人件費
2,026,060
地方交付税(普通交付税)
1,330,931
物件費
1,112,229
地方交付税(特別交付税)
288,454
維持補修費
86,195
国庫支出金
396,655
扶助費
386,361
県支出金
690,231
補助費等
718,235
繰入金
303,022
公債費
886,231
繰入金職員退職準備基金繰入金
104,480
積立金
258,250
繰越金
392,215
投資及び出資金・貸付金
3,980
地方債
449,000
繰出金
708,652
地方債減税補てん債
22,400
投資的経費
1,808,667
地方債臨時財政対策債
112,100
   
その他
1,082,561
   
歳入合計
8,270,460
歳出合計
7,995,860
歳入合計-歳出合計 274,604
(平成13年度決算額、単位:千円)

2001年5月に、田辺市・龍神村・南部川村・南部町・白浜町・中辺路町・大塔村・上富田町・日置川町・すさみ町の10市町で「田辺周辺市町村合併研究会」が設置され、助役を中心に事務レベルでの検討がすすめられ、2002年4月に任意合併協議会が発足した。この合併が実現すれば面積1,300平方kmをはるかに超えた日本で最も広大な自治体となる。
今年の3月に、はじめて10市町村による会議がおこなわれたが、南部町長から「何のための合併であり、どういうまちづくりを目指すという議論がないままでは南部町として参加できない。理念あってからこその合併でなければ」などの意見が出され、白浜町長・南部川村長・中辺路町長らも「枠組み先行」の合併の進め方に疑問を投げかけた。
今年の7月には田辺市周辺7市町村(田辺市・龍神村・中辺路町・大塔村・上富田町・日置川町・すさみ町)による法定協議会がスタートした。
立谷誠一新町長は、「白浜町としては町民皆さま方のご意見を聞かせていただいた上で、法定協議会に参加する・参加しないの判断をしたいので今しばらく待っていただきたいことを関係市町村にお願いし」、市町村合併問題に関する参考資料とともにアンケートを7月に実施した。

市町村合併問題に関する参考資料
 
白浜町
日置川町
すさみ町
上富田町
大塔村
中辺路町
龍神村
田辺市
面積(平方km)
64.71
136.31
174.70
57.49
219.06
211.95
255.13
136.42
人口 平成13年3月末
20,035
5,114
5,918
15,068
3,345
3,967
4,637
71,465
平成27年推測
21,053
3,759
4,772
16,391
3,525
3,031
3,407
70,485
高齢者人口割合(%) 平成13年3月末
23.0
33.2
34.7
17.1
30.8
34.3
33.4
20.2
平成27年推測
29.1
36.6
41.7
22.0
32.2
37.4
36.8
26.9
職員数(平成13年4月1日現在)
290
116
177
157
77
76
83
724
議員数(平成13年4月1日現在)
18
14
14
18
12
12
12
20
財政力指数 平成12年度
0.657
0.165
0.177
0.403
0.123
0.128
0.136
0.488
3ケ年平均(11〜13)
0.667
0.169
0.182
0.410
0.124
0.129
0.138
0.495
経常収支比率(平成12年度)
84.8
87.5
92.3
84.8
78.9
79.9
70.1
87.7
公債費比率(平成12年度)
15.0
14.3
11.6
19.2
10.5
15.1
13.4
21.3
地方債の現在高(平成12年度末.単位:万円)
671,409
531,504
443,984
715,792
264,903
483,932
709,492
4,027,547

「合併問題に関するアンケート」集計結果報告書(平成14年9月)

調査の概要
1)調査の目的
今回のアンケートは、白浜町にお住まいの方が市町村合併についてどのように期待し、どのような不安をお持ちかなどを基本に「市町村合併の賛否」についての意向を把握するために実施しました。併せて、日常の生活や行政サービスの現状に対してどのように感じられているかなどについても意見を聞かせていただきました。
この調査結果は、市町村合併問題並びに今後のまちづくりを考えるための貴重な参考資料として活用していくことを目的としています。
2)調査方法
・調査期間    平成14年7月30日〜8月13日
・調査票配付数  4000枚
・調査方法    町職員による配付(一部郵送)及び郵送による回収
・調査対象者   「白浜町選挙人名簿」直近登録日(6月2日)の登録者から無作為抽出した4000名
3)回収結果
・配付総数 4000 ・回収数 2948 ・回収率 73.7%
集計結果
・合併した方がよい   950人 32.2%
・合併しない方がよい  1436人 48.7%
・わからない      500人 17.0%
・その他        46人 1.6%
・無効データ      16人 0.5%
「合併した方がよい」と思われる理由の上位5位は、次のようになっています。
・現在は町の財源状況がよいといっても今後は厳しくなると予想されるので、合併に対する特例措置がある間に合併したほうが良い。
・行政事務の効率化や類似施設の重複の解消、職員数の削減などで経費の削減が図られそうだ。
・広域な視点から道路や公共施設の整備や土地利用など、効率的、一体的におこなえるように思えるから。
・財政規模が大きくなって重点的な投資が可能になると思うから。
・町の規模が大きくなるとイメージが向上しそうだから。
「合併しない方がよい」と思われる理由の上位5位は、次のようになっています。
・白浜町が他の市町村と合併しても利点があると思えない。
・行政サービス水準の低下や住民負担の増加(各種公共料金)の恐れがある。
・行政区域が広くなるもで、きま細かな行政サービスが受けられなくなる。
・「白浜」という名称がなくなる恐れがある。
・合併すると比較的恵まれた財源が合併後の旧白浜町に投資されなくなる恐れがある。

立谷誠一町長は語る

・今回の市町村合併は、目的と理念が一致していない。
・人間の集合としてに自治体の統治能力には限界がある。
・合併すれば、白浜への誇りや地域の伝統.文化・行事がすたれていく。
・財政的に厳しい自治体が合併して新田辺市を作っても破綻は見えている。
・合併を「メリット」「デメリット」で判断すれば、判断ミスをおこす危険性がある。各論で議論するのでなく、将来のまちづくりの視点から判断すべきである。
・転換期には、直接民主主義的な手法が必要。
・単独で自立していくために、1.行政改革をすすめる、2.役場をスリムに(職員の削減も含めて)、3.まちおこし事業として、観光客の誘致や特産品づくり、4.学校法人の誘致など。
・白浜町は比較的に財政的に恵まれているが、財政的に厳しい近隣の自治体は合併しないことで破たんする可能性もある。


白浜町長選の新人当選/紀南に出現した都市型選挙

19日にあった白浜町長選挙は、圧倒的に不利と言われながらも、同じように短期間で現職を破った、今春の横浜市長選を彷彿(ほうふつ)させる、新人の衝撃的な大逆転となった。
横浜市長選は、新人の中田宏氏(37)が、自民、公明、社民、保守が推す現職の高秀秀信氏(72)を破り、初当選した。4党が推薦し、民主党県連や労組、業界団体の大半も現職支持にまわる中、組織や政党に頼らない中田氏が前評判を覆して勝利した。
今回の白浜町長選も現職を町内の地区や各種団体など約40が推薦し、大半の町議、田辺・西牟婁郡選出の県議らも多く応援に駆け付けた。盤石と思われた牙城が、一つの流れで一気に崩れる、そんな戦いだった。奇しくも立谷さんの陣営が横浜市長選を例に挙げて「変化なくして進歩なし」と世代交代を訴えていたが、それが保守的といわれるこの紀南の地で再現されるとは思いもしなかった。
真鍋さんが初当選した平成2年の白浜町長選も、相手候補に自民党や公明党をはじめ、多くの各種団体などが支援に回った。しかし、町民パワーを結集した真鍋さんが地すべり的な差をつけて勝利を収めた。それから12年、立場が逆になったわけだが、前回はともに新人で、年齢差も主張もさほど変わりなかった。地盤や知名度では真鍋さんが上回っていたとも言われ、驚きはなかった。
一言でいえば、今回、都市型選挙を見たような思いがする。白浜町の人口は4月末現在で1万9938人。ここ数年の転入・転出は850〜1000人。別荘地や振興住宅地を抱え、地縁や血縁、政党、組織に縛られない無党派層がぐんと増えていたに違いない。
白浜が都市型選挙だといってしまうと、白浜の3倍以上の人口がある紀南最大の都市・田辺市の2月の市長選挙はどう説明したらいいのだろう。3選を果たした脇中孝市長も、真鍋さん同様に現職として圧倒的多くの団体や国会議員、県議、市議の支持を受けた。しかし、対立候補が4人も乱立し、主張もそれほど変わらず、清新さに欠けたため、現職の大差の勝利につながったと見られる。仮に、現職との対立軸をはっきりさせ、行動力を感じさせるような若い候補との一騎打ちになっていたら、少なくともあれほど一方的な結果にはなっていなかっただろう。流動化する都市型選挙とは、はるかに遠かったのである。
近年、県内でも国会議員や知事をはじめ、各自治体の首長が世代交代し、若返りしている。また、良くも悪くも物事をはっきりと口にしたり、インパクトのある言葉で自己表現する個性的な政治家が人気を集めている。
もちろん、主張や政策には実現性や現実感覚が欠かせない。しかし、大きく変化する社会の動向に立ち向かう斬新な問題意識が感じられない選挙が、これまで余りに多すぎた。
「白浜維新」という言葉は、立谷さんの造語ではあるが、本当は市民型社会への脱皮を秘かに願う白浜町民の思いが結晶したものかもしれない。(K)[紀伊民報]


法定合併協への参加は?/時間的余裕がほしい/町長交代「事情変わった」

新白浜町長立谷さんに聞く
19日の白浜町長選挙で現職を破り、初当選した前町議の立谷誠一氏(52)=無所属=は20日、本紙の取材に応じ、新町政への抱負などを語った。合併問題は、選挙公約として「個人的には合併せずに単独でいきたいが、最終的には住民投票などで決める」と訴え、その基本線は変わらないとしながらも、「白浜町が参加している任意協議会で、まずは他の9市町村長の話を聞きたい」と柔軟な姿勢を示した。
市町村合併
―合併問題について、「白浜は合併せずに単独で」と主張してきたが、10カ市町村での任意協議会から白浜町は脱退を考えているか。
立谷氏
とりあえずは10市町村のテーブルについて、各首長の発言状況や考え方を肌で感じたい。そこで私の考えも披露したい。その上で判断したい。これまで積み上げてきたものを一方的に壊すようなことはしない。
―10市町村の合併には反対ではなかったのか。
立谷氏
「単独でいく」ということである程度の審判を受けたが、それだけで支持されたとも思っていない。合併問題は広く町民から意見を聞いて決めたいと思っている。
―任意協議会の参加継続は、住民投票で「10」の合併が多い時のために、継続しておきたいということか。
立谷氏
そういうことではない。10カ市町村という地域の責任がある。これまでの経過を知りたい。だからと言って、自分自身の考えは変わることはない。
―「住民投票かアンケートで決める」と公言していたが、どのように行うのか。
立谷氏
提示する内容をごまかしのようなものにしたくない。いろんなものをさらけ出して20歳以上の全町民に意思確認する。判断基準も明確にしたい。
―7月に10市町村による法定協議会をスタートさせるという。それより前に条例を制定して住民投票をするのは日程的にできるのか。
立谷氏
アンケートの可能性が大きいが、議会とも相談して決めたい。
―6月15日をめどに法定協議会への態度を決めるよう各首長が意思表示をする申し合わせをしていると聞くが。
立谷氏
それは知らない。アンケートでも1、2カ月かかるのではないか。とにかく時間的余裕がない。できるだけ早く住民の意思を確かめたい。
―スケジュールに間に合うのか。
立谷氏
そういうことも含めて10市町村で話を聞きたい。真鍋さんが就任することを前提にしていたのだろうが、白浜町がこんな状況になっていることを考慮してもらいたい。時間的余裕を与えてもらえないなら、同じバスには乗れないかもしれない。
―町がつくった合併問題懇話会の提言書の扱いはどうするのか。
立谷氏
真鍋さんに出されたもので、内容も知らない。皆さんがエネルギーを出したものだから尊重して見せてもらうが、扱いは難しい。
新町政への抱負/役場「白浜一」のサービス機関に
―登庁して、まず職員に訴えたいことは。
立谷氏
職員には仕事を楽しくやってもらうことと、公僕としての自覚を持ってもらう。役場を白浜で一番のサービス機関にしたい。
―役場内で何から手をつけるのか。
立谷氏
すべての事業を見直したい。観光課の課長は民間から登用したい。プロの集団である旅行会社が苦戦している時代に、普通の町職員では限界がある。2万人の町民の台所を預かるだけに、契約職員として数値目標を掲げて仕事をしてもらう。観光だけでなく、随所に民間手法を取り入れ、各課に数値目標を出して評価していきたい。
―助役や収入役の人事はすでに考えているのか。
立谷氏
できれば民間から出したい。それとは別に、自分が失速しないように民間を中心とした政策ブレーンをつくりたいと思っている。
―与党は少数になりそうだが、議会対策は大丈夫か。
立谷氏
その方がよいのではないか。議会はチェック機能を果たさねばならない。今までがおかしかったぐらいだ。町のためにというテンションで大いに議論すればよい。不信任されることがあっても、恥じることはないと思う。
選挙戦を回顧  借金を次世代に残したくなかった
―町長選での勝因は。
立谷氏
選挙戦を通じて政策をきちんと訴えた。町村合併についても職員を将来的に2割削減するなど自分の考えを出したことが良かったと思っている。
―開票直前は敗戦の弁を考えていたというのは本当か。
立谷氏
最後の最後まで票読みをしていなかったが、感覚的には五分五分ぐらいではないかと思っていた。それが投票日直前に国会議員や周辺首長がテコ入れしたとの情報が入り、1000票ぐらい負けたかと思った。
―勝てるかもしれないと思い始めたのは。
立谷氏
新聞報道にもあったように選挙戦終盤ごろではないか。告示日に「五分」と言っていたのは、選挙戦術。だが、中盤「200票差で勝つ」と言っていたころは、もっと差を開けて勝てると思っていた。
―3期12年真鍋町政をどう見ていたのか。これから始める立谷町政との違いは。
立谷氏
「白浜維新」という言葉に集約される。例えば、白浜町の借金は67億円あるが、これは我々が使った借金で次世代に残すべきはない。それと白浜で生まれ育った子供たちが、ここで生活できるようにしたい。その環境・就労する場所を整えたい。そのことに対して無策だった。
【新町政への抱負を語る立谷誠一氏(20日、白浜町立ケ谷の自宅で)】[紀伊民報]

日本の再生を目指す関西若手地方議員“決起”の会(2002.09.21・JR高槻駅前)

 友人である前・高槻市議の吉田康人(よしだやすと)さんが、10月27日に投開票が行われる衆議院補欠選挙(大阪10区、高槻市・島本町)に立候補を予定しています。
彼は、高槻市で生まれ育ち、大学卒業後(一橋大学)、東京電力の国際部で勤務し、武見敬三参議院議員(自民) の政策秘書を経て、高槻市議になり(今年の7月31日に高槻市議を辞職)、今回の出馬を決意しました。改革・保守をモットーに“おおらかな日本を創造する”と主張するを吉田康人さんを支援する関西若手地方議員“決起の会”が設立され、若手と言われることにかなりの抵抗感があるのですが、私もその会に参加しています。
9月21日(土)の午後4時から6時まで、JR高槻駅前で多くの地方議員とともに街頭演説会を行いました。
この日の模様をテレビ朝日のサンデープロジェクト(10月6日放送)や多くの新聞社が取材していました。
吉田康人さんにご声援をよろしくお願いします。
吉田康人さんのホームページ http://member.nifty.ne.jp/yoshidayasuto/  
                            


平成14年9月21日(土)

日本の再生を目指す関西若手地方議員“決起”の会/ 設立趣意書

「関西若手地方議員“決起”の会」発起人一同

私たち、「関西若手地方議員“決起”の会」発起人一同は、来る10月27日(日)に投開票が行われる衆議院大阪10区補欠選挙で、地元出身者として現場の実態を熟知し、かつ、高齢者・現役世代・子供たちなどあらゆる世代の将来に責任を持てる、若くてしっかりとした政策を持った、前・高槻市議会議員の吉田康人君を自治体エリアや党派を越えた関西の若手地方議員として応援致します。
分権の時代において、地方自治は公正で透明性が高く、また、住民参加型行政の実現へ向けて着々と準備が進められております。しかし国政においては、まだまだ党利党略の争いに明け暮れて、国民にわかりやすいオープンな政治・行政がなかなか実現しません。とりわけ、今回補選の大阪10区におけるすべての既成政党による談合型、密室型の候補者選びは、まさに住民の意思を無視した、中央政界の既得権益を守るだけのものと言わざるを得ません。
関西経済圏低迷の最大の原因は、中央政府によるこの地域の伝統、文化、風土、そして潜在力を全く理解しない施策展開であり、中央べったりの姿勢の関西経済に関わる指導者たちの資質だと私たちは考えています。また未来を担うすべての子供たちに、これ以上多大なる付けを残すわけにも参りません。関西経済圏の再生に、そして子供たちの未来のために、地元で生まれ育ち、地域を熟知した若くて行動力のある吉田康人君に、是非とも国会の場で活躍してもらうことを期待しております。
私たちは、吉田康人君を地元・現場の真の代表として国政へ送り出そうとする高槻・島本の有権者の皆さんとタッグを組み、既成政党と戦う吉田康人君の政治活動、選挙運動を全面的に支援してまいります。そして、この取り組みがひとつの契機となり、日本再生へ向けての大きな改革のウエーブを起こしていきたいと考えています。
この戦いはまさに今後の地方分権の行く末を占う、中央対地方の戦いであると、私たちは考えております。どうか一人でも多くの皆様方のご理解ご協力をお願いしまして「関西若手地方議員“決起”の会」設立の趣意とさせていただきます。

住民とともに考える合併シンポ

8月7日の朝日新聞と読売新聞に、「住民とともに考える合併シンポ」の記事が掲載されていました。8月14日の毎日新聞、8月15日の日本経済新聞にも掲載されました。

議会の枠超え合併シンポ
 
合併の連続講演会について意見交換した発起人会=西区で

市町村合併について住民の声をより反映させたいと考える府内の市議や町議が8月23、30日に「住民とともに考える合併シンポ」と題した連続講演会を高石市で催す。発起人になった議員は現在24人。議会の枠を超えて集まった。講演会では合併を議論する材料として、住民投票や政令指定都市移行について他県の例を紹介する予定だ。
府内では来年4月の合併を目指して富田林市と太子町、河南町、千早赤阪村が法定の合併協議会を7月に設置した。しかし、議会や役所内にも「住民への説明が不十分で急ぎすぎだ」との声がある。また、堺市と高石市、大阪狭山市、美原町▽門真市と守口市▽高槻市と島本町▽岸和田市と貝塚市▽阪南市、泉南市、岬町などで合併が検討、研究されている。
8月23日と30日は両日とも午後6時半から、いずれも高石市高師浜丁の同市民会館で。参加費は資料代として1回当たり500円。
23日は静岡市と清水市の合併決定を間近に見た川瀬憲子・静岡大学助教授(地方財政論)が「市町村合併と自治体財政」と題して講演する。30日は、さいたま市の合併を担当した田中義政・同市総合政策部参事と住民投票を実施した滋賀県米原町の村西俊雄町長が講演。ほかに数人を加えてパネルディスカッションも予定している。
大阪市内で7月に開いた発起人会には市議と町議約20人が参加。合併について、推進と反対のどちらにも偏らず、住民への情報提供と住民が参加できる議論に主眼を置くことを方針として確認した。
問い合わせは阪口伸六・高石市議(072・264・1416)へ。
●発起人になった議員は次の皆さん。カッコ内は所属議会
阪口伸六(高石市)久保田暁(堺市)辻宏康(和泉市)井坂善行(和泉市)金児和子(同)大橋一功(泉大津市)〆野久寿喜(岸和田市)土井達也(阪南市)吉年千寿子(富田林市)島田洋行(河内長野市)南部創(寝屋川市)広瀬慶輔(同)澤田貞良(大東市)生島啓二(守口市)津島恭太(同)増田京子(箕面 市)川口裕(島本町)加藤美恵子(同)=以上無所属
梅崎利貴(枚方市)五味聖二(門真市)宮本一孝(同)赤坂敏明(泉佐野市)千代松大耕(泉佐野市)西野榮一(大阪狭山市)=以上自民 [8月7日 朝日新聞]

「住民も議論参加を」 市町村合併問題/17市町の議員/今月末からシンポ

市町村の合併問題を市民レベルで考えようと、府内17市町の議員24人が今月末、講演会・シンポジウムの連続開催を計画、市民の参加を呼びかけている。国主導の啓発シンポが多い中、地方議員が呼びかけたケースは全国的にも珍しいといい、主催者側は今後、府内各地をリレー開催し、住民参加の合併論議を盛り上げたいとしている。
堺、枚方、寝屋川など16市の市議23人と島本町議1人が実行委を結成。23日午後6時から、高石市高師浜丁の同市民会館で、川瀬憲子・静岡大助教授が「市町村合併と自治体財政〜静岡・清水合併の検証〜」と題して講演。
30日午後6時からも同市民会館で、3市合併で政令市昇格を目指しているさいたま市の田中義政・総合政策部参事と、合併パターンを住民が選択するための住民投票を実施した滋賀県米原町の村西俊雄町長を招いたシンポを開催する。
現在、国は2005年3月末までに、全国約3200の自治体を約1000に減らす「平成の大合併」を推進中で、府内でも24市町村で合併協議会や研究会が設置されている。発起人の一人、阪口伸六・高石市議は「役所主導で合併論議が進み、主役であるべき住民は蚊帳の外。シンポを機に、住民間でもっと合併の是非について議論を深めてもらいたい」と話している。
問い合わせは阪口議員(072・264・1416)まで。
 [8月7日 読売新聞]


「住民とともに考える合併シンポ」 23.30日高石の市民会館

府内の有志の市議や町議24人が発起人になり、23日と30日、高石市高師浜丁の市民会館で「住民と考える合併シンポ」を開く。市町村合併について住民にもっと情報提供し、住民の声を合併論議に反映させようという狙い。
23日は来春に合併する静岡市と清水市の事情に詳しい川瀬憲子・静岡大学助教授(地方財政論)が「市町村合併と自治体財政」のテーマで講演する。30日は、3市合併で政令指定市を目指すさいたま市の田中義政・総合政策部参事が「100万都市合併の光と影」、合併パターンをめぐる住民投票を実施した滋賀県米原町の村西俊雄町長が「将来のまちづくり、住民みずから選択を」と、それぞれ題して講演する。
両日とも午後6時半から。参加費は資料代として1回500円。阪口伸六・高石市議(072・264・1416)まで。
 [8月14日 毎日新聞]


高石市議らシンポ開催 23日講演会/市町村合併テーマ

大阪府高石市や大東市などの無所属、自民党系町市議らが市町村合併について市民に幅広く考えてもらおうと「住民とともに考える合併シンポ」を開催する。町市議が超党派で集ってこうしたシンポジウムを自主的に開催するのは珍しい。
同シンポの実行委員会には高石市や堺市、岸和田市、門真市などの市議と島本町議ら24人が参加した。
23日に第1回の講演会を開催し、静岡大学の川瀬憲子助教授に「市町村合併と自治体財政」の題で高石市民会館で講演してもらう。
30日にさいたま市総合政策部の田中義政参事と滋賀県米原町の村西俊雄町長を招き、シンポジウムとパネルディスカッションを開催する。10、11月にも別の市で同様の講演会などを開くことを検討している。
近畿地方では住民の間で市町村合併の機運が必ずしも盛り上がっているとはいえず、苦慮している自治体も多い。
 [8月15日 日本経済新聞]

この町のかたち研究会・5月例会(2002.05.18・大阪府議会会館)

5月例会のテーマは、「熊取町のごみの分別収集とリサイクル」と「PFI(プライベート・ファイナンス・イニシアティブ)について」。 PFI(プライベート・ファイナンス・イニシアティブ)について(講師:特定非営利活動法人・大阪PFI協会)
■「PFI」とは?
PFI(プライベート・ファイナンス・イニシアティブ)とは、公共施設等の設計、施行、維持管理及ぴ運営に、民間の資金とノウハウを活用し、官民の役割やリスク分担を最初に定め、その契約に基づいて公共サーピスの提供を民間主導で行うこと、効率的かつ効果的な公共サーピスの提供を図るという考え方。
元来、PFIは英国で世界中の公共サービスの提供方法を研究し、特に日本における「第3セクター」を重視し、目的や責任負担の不明確さを解決する方法として、また最適な「VFM(ヴァリュー・フォー・マネー )」を得るものとして策定 。
サッチャー政権以降の英国で「小さな政府」への取組の中から、公共サービスの提供に民間の資金やノウハウを活用しようとする考え方として、PFlを1992年に導入。PFIの考え方は英国で生まれた構想だが、これに類似した公共事業分野への民間参画の取り組みは世界各国においても行われており、PFlは「小さな政府」や「民営化」等行政財政改革の流れの一つとして捉えられる 。
○公共施設等の設計・建設・管理・運営に民間の資金とノウハウを活用
○公共サービスを行政との契約に基づいて、民間が提供する
○「最適なVFM(ヴァリュー・フォー・マネー) 一定の支払(税金等 )に対して、最も価値の高いサービスの提供 、一定のサーピスに対して最も安価な支払(税金等)
■日本におけるPFI導入の背景
○財政赤字(666兆円)
○小泉首相(例外なき構造改革・特殊法人改革・民間でできることへの委託)
○石原都知事(原宿署拘置所PFl・三菱商事イギリスでの刑務所の実績)
○議員立法(平成11年9月)…小さな政府
○地方公共団体への波及…総務省の誘導
■協会設立の目的
○特定非営利活動(NPO)法人として中立的立場での、PFlの行政・企業への普及・推進
○PFI活用による、行攻におけるVFMの追求と、企業への経済波及効果
○大阪府下市町村における、事業規模の大小にとらわれない推進
■地域による地域のためのPFI
事業概要
○PFIセミナー開催と研修会等への講師派遣
○事業プレゼンテーション(企画立案)
○PFI導入可能性検討・事業試算
○実施方針策定、リスク分担やVFMを前提とした特定事業の評価・選定、事業者選定と契約実務までのブロセスにおけるアドバイス
○PFI事業の情報収集及ぴその提供
○研究部会…福祉・教育、環境、都市再生、ファイナンス
PFIには、具体的な事案に合わせて様々な形態が存在するが、大きく次の3タイプに分ける事が出来ます。
■料金徴収型(自立タイプ)
民間企業が橋などを建設・運営し、利用者から直接使用料を徴収してコストを回収する。
行政は直接事業を行わず、社会資本整備に関する計画を打ち出し、サービスの提供面での監督、基本計画の打ち出しなどを通じて、公益性を確保する役割を果たす。主に採算が見込める分野で行われる。
例:有料の橋や道路
■公共サービス購入型(公共へのサービス提供型)
民間企業が刑務所や庁舎などを建設・運営し、それに対して政府や自治体が使用料を支払う。
官の所有する施設などの社会資本を通じて、民間が行政サービスを提供する形態である。民間が行政サービスを提供する場合、従来の外部委託とは異なり、施設の管理・運営から資産運用など総合的に経営すること事に重点がおかれる。したがって作業的な部分だけを外部委託し、管理はすべて官が行う形態とは本質的に異なる。
例:病院・学校・刑務所の建設・運営、鉄道経営、社会保険システムの構築・通用
■一体整備形(ジョイントベンチヤー・タイプ)
公的部門と民間企業が共同出資で事業主体を設立し一体的に整備し、運営については民間サイドに委託する。公共事業のコストを、財政資金とサーピス供給から得られる収益を組み合わせる事で維持し、事業全体の経営管理は民間が行うという形態である。投資コストが大きく、採算性の一部に困難が伴う場合に採用される方式である。
例:地下鉄事業、英仏海峡トンネル
以上の3種類の基本形態は、いずれもが公的部門の硬い体質を改め公的部門と民間部門の効率的な一体化を図る事に有る。そして、より良い運営の管理をする事でより良い成果を上げる為には、支払った金額に対する評価を導入し、アウトプット型(達成率や普及率による評価)でなく、アウトカム型(利用度や使用者の満足度などによる評価)の評価を基本に、競争原理を公的部門へも用いる事が進められます 。
●PFl導入のメリット
1.競争原理の導入及ぴ民間の技術・事業運営ノウハウの利用により、効率的で質の高い社会資本整備・サービスの提供が可能になる
2.民間資本(ブロジェクト・ファイナンス)の利用により、財政負担が軽減される
3.民間企業のノウハウにより事業の危険回避能力が高まる
4.事業実施にあたり、責任の所在が明確になる
5.民間企業にとって新たな投資機会やビジネスチヤンスを生み出す
● 議会の議決を経なけれぱならないPFl契約(h12/3/29、自治大臣官房企画室)
・都道府県…500,000千円以上・政令指定都市…300,000千円 ・市…150,000千円 ・町村…50,000千円
(資料より)